脳を鍛える上で、脳の仕組みや働きを知っておくことはムダではありません。
ここでは、「人の脳に住む3つの脳」と、大脳以外の脳(小脳・脳幹)、それに大脳の機能別分類法について紹介します。
脳といえばふつうは大脳のことを指しますが、脳全体は大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。そのうち大脳が80%の重さを占め、総司令室のような働きをしています。
大脳についてはあとで説明するとして、小脳と脳幹について簡単に触れておきましょう。
●小脳
大脳からの大まかな運動指令を、より細かな筋肉の動きに調整して、体をスムーズに動かす働きをしています。平衡感覚と視覚の情報を複合的に処理して、姿勢を保つのも、小脳の働きです。
体で覚える技は、繰り返し練習により、小脳と大脳基底核のネットワークを築くことで習得されます。鳥類や猫などの動物は、この小脳が特別に発達しています。
●脳幹
自律神経系やホルモン系の働きをつかさどっており、呼吸、体温、睡眠、性機能などの中枢として、生きるための基本的な働きを担っています。爬虫類の脳たるゆえんです。
〔大脳の機能別・分け方〕
大脳は、右脳と左脳に分ける考え方が、一般に広まっています。
しかし、右脳・左脳理論はかなり大雑把で、近年の脳科学ではほとんど相手にされていません。
大脳は機能別に、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉の4つに分けるのが普通です。側頭葉は、もちろん右側と左側で機能は異なります。